南港展示館駅周辺の概要
南港展示館駅は、台北にある青色のMRTの板南線と黄土色のMRTの文湖線の終着点です。
板南線は、台北駅や板橋駅、忠孝復興駅、西門、龍山寺など日本人が観光で立ち寄る主要な駅をカバーしており、地下鉄の路線図でも終着点ということもあり、どんな街なのか、どんな観光地があるのか気になっていました。
台北駅からMRTで30分ほどのこの駅は観光地としては南港展示館、小南港散歩道と三聖宮、興南宮の次の3つを見つけました。
①南港展示館
おすすめ度:★(イベント等無ければ)
所要時間:5分
南港展示館は駅の最寄りの出入り口から徒歩数秒で着ける場所にあります。この駅周辺は大きな展示会場が二つ並んでるだけで、それ以外に目立った建物はなくショッピングには向かない地域です。
小さな飲食店等はポツリポツリとあるのですが、基本的には大通り沿いぐらいしかありませんでした。
またコンビニもあんまり見たような記憶がありませんでした。また展示場内にはカフェやコンビニもあるので、休憩する場所としてはいいかもしれません。
私がこの駅を訪れたときは、春節の忘年会シーズンということもあり、イベントは会社が主催している忘年会イベントでした。
興味本位で、なんかのイベントはしているだろうと入った南港展示館では、ちょうど台北銀行が忘年会をしており、ちょうど何かの催し物が終了したのか、衣装をまとった人が30人くらいぞろぞろと扉から出てきていました。
まるで、ミュージカルの劇団を外部から呼んだか、社員の有志で何か劇か仮装を盛大に下のではないかと思うレベルでした。また、他の部屋からは大音量の音楽が聞こえて来ていました。音楽イベントなのか、そうゆう忘年会なのか大音量での音楽が漏れていました。
なお、この南港展示館のトイレは自由に使えるのですが、イベント時は人が多くて並ぶと思います。私が訪れた時も、男性トイレはさほどいませんでしたが、女性トイレは行列が出来ていました。
トイレは駅で住ませて置くのが便利だと思います。男性トイレ側にある通路の多目的トイレにも女性が並んでおり、男性用トイレの位置を間違ってしまったかと、一瞬思ってしまいました。
② 小南港散歩道と三聖宮
おすすめ度:★
所要時間:南港展示館駅から往復で30分
小南港散歩道は上記の地図のように、終点の南港展示館駅から東に歩いて10分程度の小高い丘の散歩道です。ちなみにですが、南港展示館駅から遠目に三聖宮の屋根を見ることができます。下の写真の真ん中の森の中に茶色の屋根がありますが、これが三聖宮です。
駅から遠目に山に見える神社は、何とも言えない雰囲気があります。基本的には山に登って参拝してみたいなという気持ちがわいてきます。僕は道を歩いていて面白そうだと思った神社仏閣は基本寄り道するような性格です。
そういうこともあり、せっかくなので見に行くことにしました。ちょっとここからは注意なのですが、道をまっすぐに進むことで、この神社にたどり着くことはできるのですが、南港駅の反対側に進むにつれて、どんどん寂れていきますそのため、全くお店がありません。
お店どころか建物さえないというような感じです。あまりの寂れ具合に、歩いていて不安にもなりますが、神社までは目と鼻の先なので、安心して歩いて行ってください。
小南港散歩道への道は地下鉄の終点からずーっとまっすぐ歩くと、信号があるので、そこを渡った先に右手側に下の写真のような入口があります。表示は、南港仙公廟とあることから、グーグルマップの呼称が異なるのかもしれません。
また散歩道入口には、車やバイクが止めてあり、この道で本当に合ってるのかどうか少し不安になりました。もうグーグルマップを信じるしかなく、誰かに何か言われたら引き返せばいいか、くらいで進んで行きました。
家に帰って小南港散歩道をネットで検索してみると、台湾の方のブログが出てきます。その記事では、超難易度の低い登山コースとして紹介がありました。確かに5分も歩かずして山頂に着きました。
景色もそれなりですが、台湾旅行で色々な所にすでに行かれた方などは、一度散歩してみるのも気分転換になるかもしれません。
先ほどの看板に沿って少し歩くと登山口があります。私が歩いたのは1月ですが、26度の気温で、汗を書きながら上って行きました。
山頂にも自動販売機はありませんので、水等を持っていくことをお勧めします。近場で水を買えるのは、上で紹介した展示場内のコンビニとなりますので、戻って買うのも大変です。
綺麗に掃除された石の階段を上るのですが、運動不足の方は、5分で山頂とはいえ、きついかもしれません。体調と相談して上ってください。
山登りというと、虫等が気になる方がいらっしゃると思いますが、私が登ったときには、クモやクモの巣、他の虫も全く見ることなく、山頂まで歩くことができました。
この日は熱い天気でしたが、蚊もいませんでした。クモの巣ぐらいはあると覚悟をしていましたが、そういうのもなく、虫嫌いな女性でも安心して登れる山だと思います。
しばらく上ると山頂につき、三聖宮という中規模のお寺があります。
神社の向かい側の景色は、遠目に台北101を見ることができます。年末のカウントダウン花火をここで見る人もいるのでしょうか。ここからだと少し遠い気もしますが、人は少なそうです。でも、夜は明かりがなさそうで、山寺のような雰囲気があるので、少し怖いかもしれません。
また、この神社は下を見下ろせるような広場にベンチもあり、ピクニックに最適な感じもしました。
神社内からの景色も下のようになっています、少し高い位置にあるのがよくわかる写真です。
神社は特に何の変哲もない神社の気がしますが、このブログを書いてる中で名前の由来に気づきました。
髭の人形が祭られていることから、関羽なんだろうと思っていますが、神社の正面と、左と右に赤と緑の関羽人形がおかれていました。最初は赤関羽、緑関羽で、なんで3人も関羽と思ったのですが、神社の名前が三聖宮ということもあり、きっとそれぞれ別の聖人なんだと後になって気づきました。
なお、行きは全く人とすれ違うことがなかったので、一人外国でもくもくと参道を上り、気持ちは少し寂しかったです。通り魔や犯罪に巻き込まれたらとか、階段から滑って落ちたらとか、色々な不安もよぎりました。
神社を参拝し、下山する時まで誰一人合わずにいました。帰り際になって、初めて他の人とすれ違いました。この後は、上りと異なり下山時には多くの参拝客とすれ違い、やはりここは有名な観光地なんだなと思いました。
散歩道を歩いていた層は、家族ずれからひとりまで幅広くいました。地元の人だけでなく、明らかな観光客っぽい家族ずれもいました。
③興南宮
おすすめ度:★
所要時間:数分
南港展示館駅と南港駅のちょうど中間ぐらいにある小規模のローカル神社です。ここ目当てに訪れるというより、南港展示館駅と南港駅に訪れたついでに寄ってみるというくらいの場所です。
どちらの駅からも歩いて5分くらいで着きます。神社の名前が丸の中に一文字づつ書いてあり、モダンな雰囲気がありました。この規模の神社はごく普通の内装でした。参拝の人や神社で休憩をしている人など、極普通の神社でした。
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