両替ごとの手数料がいくらかかるのか

台湾の物価など

両替ごとの手数料がいくらかかるのかについて話をしたいと思います。台湾旅行で円から台湾ドルに両替したとき、台湾ドルから円に両替したとき、どれくらいの手数料を払っているかを今回は検証したいと思います。いろいろな理由があって今回は使う銀行は空港にある台湾銀行を例に検証しました。

 なお、海外旅行で現地の通貨を手に入れるために、両替を行っていると思いますが、旅行前にどうすれば得に両替できるかを調べたことはあると思います。いろいろな記事でここについては記載があるので、詳細は省略しますが、結論を伝えますと、国際キャッシングと思っています。クレジットカードを利用した国際キャッシングが一番簡単でお得だと思っています。一番してはいけないのは日本の空港で両替することだと思います。経験上、手数料が高く、かなり他の方法と比べ損をします。

 

例外はあるのですが、アメリカドルの両替の場合は、現地で調達するよりも、日本国内で調達していった方が、手数料は安くなると経験的に思っています。この台湾ブログでは、台湾ドルについて説明したいと思っています。台湾ドルを入手するためには、①日本国内の銀行等、輪行両替所等で入手して、台湾に来る方法と、②台湾の両台湾に入国後、台湾に入国後、空港や銀行で両替するのが筒する方法と、③ATMでクレジットカードを利用して国際キャッシングを行い、クレジットカードの返済、早期返済機能を利用してすぐに返す方法が一般的だと思っています。①>②>③の順に手数料が高くなります。台湾ドルにおいても国際キャッシングが、一番手軽で、手数料が安いという考え方は変わりません。

 

それでは、現地の空港窓口で、両替した場合、どれぐらいの手数料払ってるか、というところを検証してみたいと思っています(②の話)。ヤフーで、台湾ドル円のレートを調べてみました。旅行前に、おおよそのレートを調べるのにヤフーの為替レートを参照するのは簡単で便利ですが、実際の両替レートは異なってくるという落とし穴もあります。

  

余談ですが2023年12月時点ここのところ、円安というのは、アメリカドル以外にもほとんどの通貨に対して、当てはまるのですが、実は台湾ドルもほとんどの通貨に対し、台湾ドル高となっています。そのようなことから、5年ぐらい前は、1台湾ドル3.5円ぐらいだったのですが、12月初旬では1台湾ドル4.7円という水準です。単純に、計算しても30%以上の価値が落ちてるということになります。これだけでも、台湾旅行が高く感じるのですが、当然現地でも、毎年毎年、インフレで数%物価が高くなっています。日本を上回るインフレ率と円安台湾ドル高のため、日本人視点では、ものが高く感じます。一昔前は、安く海外旅行をできる台湾というイメージがあったかもしれませんが、今はそんなことはありません。もし、記事や書籍で、台湾の物価が、日本と同じぐらいまたは、8割ぐらいという記載が、あるのであれば、それは一昔前の話だと思ってください。このような状況下でも、台湾では交通費やホテル代、がちローカル食堂など、日本よりずいぶん安いものもあります。ひと昔前と比べるとそれでも高くなっています。

 

さて、本題の為替レートの話に戻ります。ヤフーで1ドル4.7円のときに、松山空港の銀行・両替所で、下のような表示で両替ができるようになっていました。写真のように、買いレート(BUY)と売りのレート(SELL)があります。ヤフーで表示されてるものはこの買いと売りの中間値と簡単には考えて下さい。つまり、このレートで取引できる事はほぼないと言うことです。

また、ヤフーで調べた時は1ドルいくらというような簡単な表記でわかりやすいのですが、このようにBUY 0. 2052 sell0.218となっているものは、日本円をベースとして、台湾ドルの価格を表記しているからです。ヤフーのような1台湾ドルいくらというような表記にするには、1円にこのレートで割れば計算できます。

 

では、この空港の銀行でのレートで、1万円を台湾ドルに変え、すぐにそれを日本円に戻したときに、どれぐらいの金額になるかというものを計算してみます。その結果、下のような計算式になります。

 

①1万円を台湾ドルに替えるとき。

10,000円×0.2052台湾ドル/円=2,052台湾ドル(1÷0.2052=4.873円/台湾ドル)

 

② 2,052台湾ドルを日本円に替えるとき

2,052台湾ドル÷0.218台湾ドル/円=9,412円(1÷0.218=4.587円/台湾ドル)

 

③往復の手数料の計算

10,000円ー 9,412円=588円

 

つまり1万円あたり600円程度の手数料を両替で払ってることになります。円から台湾ドル、台湾ドルから円に替える事に300円ずつ価値が減っていることになります。当然、2万円を両替すれば、手数料の額は2倍、3万円ならば、3倍、10万円なら10倍と、手数料払ってることになります。そのため、ヤフーで記載があるレートと比べ、ずいぶん割高です。旅行先で、為替レートを気にしながら、過ごすのは、面白くないので、考えたくはないですが、少しでも安く旅をしたい場合はせめて、この見えない為替手数料を意識するべきだと思います。

 

このような理由もあり、結論として一番良いと思う方法は、ATMを利用して国際キャッシュングをし、なるべく多くの現金を持たないということです。使わなかった現金を帰国時の空港で、日本円に戻すと、先ほどのように手数料を取られるため、実質のレートは悪くなってしまいますので、なるべく現地で使い切る事が理想だと思います。

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