台湾の物価~日系飲食店の価格~ 物価と言っても、一般的によく言われているのは、台湾の物価は日本の8割くらいと言われています。2024年1月に台湾で暮らしてみると、明らかに日本より安いものもあれば、明らかに高いものもあるという感覚です。日本人が日本と同じような暮らしを台湾でしようと思うと、当然ものによりますが、日本と比べ1.5倍から3倍くらいの値段となっています。台湾で暮らして間もないこと、台北駅にマツモトキヨシがあったので入ってみると、品ぞろえは日本と変わらないので、不自由はすることないと思いましたが、値段が台湾元表記なのか日本円表記なのか戸惑うレベルの価格設定でした。ちょうど日本で特売価格をしている時の値段で、台湾ドル表示していました。つまり、通常時の販売価格で、3~4倍の値段なわけです。冷静に考えると超高いわけです。
2023年はニューヨークで一風堂のラーメン一杯が5,000円を超えるとニュースになりましたが、さすがに台湾では同じ一風堂でもそこまでの値段は行きませんが、やはり日本よりは明らかに高いです。日本も色々なものの値段が最近上がってきているといえども、それでも台湾の方が高いと感じます。写真の通り、一風堂の赤丸は280台湾元(ノーマル)~350台湾元(フルトッピング)です。両替手数料等を考慮して、1台湾元=5円で簡単に日本円で考えてみると、1,400円~1,750円くらいでしょうか。日本と比べ、3~4割高いという感じでしょうか。
コロナ前の何年かはずーっと、1台湾元=3.5円前後で推移していました。このレートで、計算してみると、赤丸1杯の値段は、980円(ノーマル)~1,225円(フルトッピング)となります。うん!?このレートの方が値段的には、日本人としてはしっくり来ませんか?
台湾で暮らしている中で、見つけた日系チェーンの飲食店の価格を比べて見ました。一つ一つ見ていきましょう。
・モスバーガー
バーガー1つの価格が、40台湾元(200円)から80台湾元(400円)くらいです。サイドメニューやドリンクを頼んでも、200台湾元(1,000円)程度となり、日本と同じくらいの価格帯かなーと思います。だからと言って単純に価格を日本と比べられない点があります。台湾のモスバーガーは、ライスバーガーが結構流行っているようで、メニューも台湾独自のものが多く、新しい食べ物にチャレンジするような感覚で、台湾でモスバーガーを食べてみるもありだと思います。台湾のライスバーガーは何回か食べましたが、甘目なところはありますが、普通に美味しく食べられました。
・すき屋
牛どんチェーン店のすき屋も台湾ではよく見かけます。牛どんの並盛が109台湾元(545円)、大盛が119台湾元(595円)、超大盛が219台湾元(1,095円)です。日本より、気持ち高いくらいでしょうか。
・やよい軒
やよい軒はおよそ1食300台湾元(1,500円)以上です。こうしてみると、日本と比べ倍まではいかなくても結構高いと思います。値段だけで比べると、日本人経営の日本料理店と大差はないかもしれせん。
・大阪王将
大阪王将に実は日本でも行ったことがありません。そのため、価格比較はネットで調べた情報をもとでの比較になるのですが、低価格帯の定食は200台湾元(1,000円)を切るので、日本と同等かなと思いました。台湾のメニューを見ると350台湾元(1,750)クラスのものもちらほらあり、どんなものかはわかりませんが、純粋に数字だけでは割高と感じてしまいます。
・さぼてん
ロースかつ定食が330台湾元(1,650円)です。割高感はありますが、台湾でとんかつ屋はなかなか見つからないので、どうしても食べたいときはや無負えないかなと思います。日本から台湾に遊びに来た友人が、台湾でとんかつを食べたのですが、骨付きだったそうです。排骨(パイコー)は、台湾の人に言わせると骨が付いている方がおいしそうという感じだそうです。その感覚のまま、とんかつを台湾風にアレンジしてるそうです。歯を痛めるので、台湾風とんかつを食べるときは気を付けてお食べください。
・焼肉ライク
焼肉ライクまで台湾に進出しているなんて驚きです。しかもメニュー見て、台湾の日系チェーン店は高いという認識があるため思わず安っと思いました。かなり良心的な値段ではないでしょうか。日本との違いは、台湾産の肉も使っているところでしょうか。台湾の食材は、普通に美味しいので気にする必要はないのですが。
・日本系の屋台
屋台で焼きそばが、250台湾元(1,250円)です。これはもう日本の倍ですね。とてもじゃないですが、私はここで焼きそばを食べる気になりませんでした。台湾のローカルでも焼きそばは結構食べられ、味も日本と大差はありません。
・ミスド
ミスドも台湾では結構見かけます。値段は1個、40台湾元(200円)~55台湾元(275円)で、こちらも少し割高ですが、台湾でよく見かける何個か買えば1個無料になるサービスのため、ほぼ日本と同じかもしれません。
・スタバ(もはや日系ではないですが、日本との価格比較のため)
ミドルサイズのドリンクで普通に100台湾元(500円)を超えています。もはや高いとしか言えないレベルです。とても不思議なのですが、台湾は飲食店だけではなく日本にはあまりないドリンク専門店がたくさんあります。価格もテイクアウトだと30台湾元(150円)から50台湾元(250円)くらいです。これだけの価格差があるのにそれでもスタバには結構客が入っています。そんなに味って違うもんですかねー。こだわりがないので私にはわかりません。
・ガチャ(もはや飲食のものではありません)
ガチャ1回の値段が150台湾元(750円)です。驚くべきことに、台湾元表示の上に300円と記載があります。これって日本で300円ってことですよね。台湾では2.5倍の価格となっています。ちなみに台湾ではガチャは結構見かけます。
このように物価が安いと言われる台湾も、円安の影響もあり、日本で見られるお店では結構割高です。一般的には、商品を輸送する際に発生する輸送料や関連するコストが高い場合、それが商品価格に反映されることがあります。そのため、台湾までの輸送や関税などがコストに寄与する可能性があります。 また、一部の日系チェーンは、そのブランド価値や日本での人気によって需要が高まりのため、価格を維持することがあります。一部の顧客は日本からの商品に満足度を見いだし、そのために高い価格でも受け入れることもあります。
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