鶯歌駅の概要
鶯歌駅周辺の観光情報です。鶯歌は陶器の街として有名で、鶯歌陶磁街や鶯歌陶磁博物館と隣接する鶯歌陶磁公園などがあります。
台北から気軽にローカル線で訪れることもできます。地球の歩き方にも乗っている街のため、街の存在自体は知っていたのですが、陶器に私が興味がなかったため、今までに鶯歌には訪れることがありませんでした。
この街の名前事態も忘れていましたが、台鉄に乗ってこの街を通り過ぎたときに、ふと有名な街だと思い出して、急遽訪れることにしました。陶器に興味がない人が訪れて楽しめるかと問われると、悪くないと思います。
というのも、レンガ作りの古い街並みや、可愛らしい置物(商品)や像があり、写真を撮るのが好きな私としては十分に楽しめました。スナップ写真を撮るにはうってつけの場所だと思います。
また、ゆっくりと陶器の商店を巡り、お土産を探す場所としても、手ごろな価格で置物やお皿、コップなど買えるのでお勧めです。
【アクセス】
電車: 台北市からは台湾鉄路管理局(台鉄)の電車を利用できます。台北駅から鶯歌駅までの電車が定期的に運行されており、所要時間は約30分程度です。
この鶯歌駅は、空港直結の松山空港や、板橋駅、南港駅などから、南に進む電車に乗ると到着します。電車料金は片道30元くらいです。
注意点が一つあって、朝や夕方のラッシュ時に、電車を使うと人で溢れかえった電車の中で30分過ごさないと行けないので、外国旅行に慣れてない人や、人混みが苦手な方は、時間帯を考えて移動することをお勧めします。
参考までになのですが、電車に乗っている話声を聞くと、どう見ても中国語ではない言葉が聞こえます。おそらく、ベトナムやフィリピンから出稼ぎに来た人たちだと思います。このような人たちもいるため、中国語や英語で道を聞いたとしても、 正しい答えをもらえることが、難しいかもしれません。
実際に職場の台湾人が言っていましたが、東南アジアからの出稼ぎの人が多く見た目では区別つかないが、彼らは服装や持ち物が高価なものを身につけており、香水がきついので近くを通るとすぐに東南アジアの人だとわかると言っていました。
あとは、少し愚痴っぽいですが、出稼ぎで稼ぐ収入に大して、アイフォンやブランドもののバック、服装など身の丈に合わないものを所有しており、お金の使い方が台湾の人と異なると言っていました。
【観光ルート】
上の地図はgoogleマップから取り出した周辺観光地の情報です。緑の線で書いたように歩いていけば、一通り巡ることができます。注意しなければいけないところは、駅からずっとまっすぐ進み、左折するところがあると思うのですが、ここを左折せずまっすぐ行くと、たくさんの飲食店があり栄えているのですが、少し遠回りとなってしまいます。
私の場合は、遠回りしたお陰で、鴬歌南興宮というローカルな神社を見つけることが出来ましたが、ゆっくり観光せずに、メインスポットである鶯歌陶磁街だけ見たいという方は、必ず左折して、鶯歌陶磁街に行くルートを選んでください。
①鶯歌陶磁街:
鶯歌は陶磁器の生産地として有名で、陶磁器の店や工房が集まるエリアがあります。ここで地元の陶芸家たちの作品を見たり、購入したりできます。
さてこの鶯歌陶磁街は、台湾の旅行客も多いのですが、日本語を話す人も多く、さらに白人の観光客がたくさんいるように感じました。
やはりヨーロッパ系が多いのは、アジアのツボが珍しいからでしょうか?彼らがツボじっくり眺めて、仲間と話している姿が同じアジア系として見ていて嬉しくなりました。
またこの鶯歌陶磁街の少し残念なところを紹介すると、観光客数に比べ飲食店の数が少ないのです。飲食店自体は、あるのはあるのですが、明らかに観光客の数に対して店舗数が少なく感じました。
そのため、お昼時などでは鶯歌陶磁街で食事をする際に少し待つようなこともあると思います。鶯歌陶磁街から、少しはずれたところになると、やはり人の数が少なく、簡単に飲食店に入ることができるので、並ぶの嫌であれば、そういったところを使うのが定だと思います。
特に、鴬歌駅から鴬歌南興宮へ向かう直線上の大通りでは、道の両側に飲食店が沢山あるので、困ったときは訪れてみてください。
陶磁を扱う店舗では、店それぞれで微妙に異なる商品なのですが大体同じような陶器を扱っています。本当にじっくり見ていくと、所要時間はめちゃくちゃかかってしまうと思います。
陶器の違いがわからない僕としては、どこの店も同じに見えてしまいました。鶯歌陶磁街の町並みは、くるっと1周も10分もあればできると思います。なお、鶯歌駅から鶯歌陶磁街は徒歩10分くらいで着けます。
おすすめ度:★★★★
所要時間:1時間
・街の入り口のモニュメント
この炎のような色鮮やかなタイルで綺麗でした。ここで記念写真を撮ってる人がたくさんいました。ここは写真スポットのような感じがします。ポートフォリオの写真のようなボケが多い写真を撮るとものをすると、綺麗に背景が映るのではないかなと思いました。
・鶯歌陶磁街の奥の方にあるレンガ造りの街並み
ここでも写真をたくさん撮っている人がいました。ここは確かに雰囲気があり、ここもポートフォリオや景色の写真としては最適なのではないかと思いました。
人通りがある通りため少し待たないと、人混みの中で写真を撮ることになり、雰囲気がでないですが、待てば人通りは少なくなり、それなりに綺麗な写真を撮れるのではないかと思っています。
・陶芸体験ができるお店
統計体験をできるお店がこちらにありますが、旅行客として体験をするのはおすすめしません。というのも、焼いて固まるまで日数がかかります。そのため、日帰り旅行などでは、その日のうちに受け取るというのはできません。
そのため長期旅行の人や、私のように台湾暮らしをしている人が、ここを利用することになります。そのため、自分で作る経験はできませんが、写真のような窯を見て雰囲気を感じるためにちょっと寄ってみるのはありかもしれません。
・街の奥
街の奥にあるのですが、この街の名前が入ったモニュメントがありました。特に綺麗でも印象的でもないのですが、ここで紹介するために写真を撮ってみました。
・手ごろな価格で陶器の置物も買えます。小さいのでお土産に良いかもしれません。きのこの建物がありました。ムーミンやマリオをイメージしてしまうような商品でした。
あと、なんか面白いねこの陶器がたくさんあり、かわいらしいなと思って写真を撮りました。いろんな店で大きいミラーレスカメラで写真を撮ったのですが特に咎められることもありませんでした。
写真を撮れることは慣れているんだろうなと思いました。また、写真を撮ることを禁止している店もあり、入口で写真撮影やユーチューバ―禁止の張り紙してあるので、そういった店では禁止行為を行わない様に注意してください。
それ以外のところはきっと写真を撮ることができると思いますのでぜひ写真を撮
っているのもいいと思います。
・鶯歌陶磁館というのもあります。こちらは、テナントのお店もたくさん入っているのですが、3階で無料の展示会をしています。無料ですが、展示物は凝ったものが多く、おすすめです。下で紹介する鶯歌陶磁博物館と名前はよく似ていますが、全然違う建物です。
無料で入れるということもあり、こちらは、商売をしているような感じが強い建物となっています。そのため、すごく高級そうなお店もテナントとして入っているのが特徴的で、金を使った細工を施した陶器も売ってあり、日本円で100万円を超えるものも数多く扱ってたりもしました。
うさぎの展示物の写真を取ってみました。
鶯歌陶磁博物館
鶯歌で最も重要な観光スポットの一つで、台湾の陶磁器の歴史や文化を学ぶことができます。鶯歌陶磁街をあるいていると、博物館行きの標識も見ます。標識どおりに歩いていくと、博物館につきます。
ただ、標識だけだとかよくわかりづらいので、Googleマップを使うと楽だと思います。最近のスマホはナビゲーション機能を使えば外国でも特に誰かに道を聞くこともなく、目的地まで取り付けるため、私はいつもGoogleマップを使って、目的地まで旅をしています。
博物館内では陶芸ワークショップも開催されています。3階建ての大きな近代的な大きな建物です。フロアに対して入場数が少ないので、広々した空間で他人を気にせずゆっくりと展示物を見ることができると思います。
また陶磁器についての歴史もここで学ぶことができます。ただ解説は中国語と英語であり、残念ながら日本語での解説がないため、英語か中国ができないと、ただただ展示物を眺めるだけとなるかもしれません。解説を簡単に日本語で読みたい方は、グーグル翻訳のカメラ機能を使って読むのが手っ取り早いです。
なお、鶯歌陶磁街から鶯歌陶磁博物館には徒歩10分くらいで着けます。また、鶯歌駅から徒歩15分くらいで着けます。鶯歌陶磁公園とはつながっており、博物館見学の後に、公園で休むことができます。
おすすめ度:★★★
所要時間:1時間
入館料:80元(自動券売機で購入)
・券売機の様子
・イベントで演奏をしていました。鶯歌陶磁博物館では、入口が大きな吹き抜けのフロアとなっており、イベント会場としても利用しているようでした。
私が訪れた時は、ピアノ、バイオリン、コントラバス、チェロとで、クラシックの有名な曲を演奏していました。
・展示物の紹介
展示物も単なる陶磁の壺や皿だけではなく、仏像や、現代風モニュメントなどもあり、芸術の展示会という表現があっているかもしれません。
③鶯歌陶磁公園
博物館周辺には陶芸作品が展示された広大な公園があります。面白い陶芸作品モニュメントが多いので、写真を撮りたくなります。
公園なので夏の日差しの強い時期は歩くのがきついかもしれません。私は、鶯歌陶磁博物館からこの公園に行ったのですが、博物館から出るときに手にスタンプを押すことでで、鶯歌陶磁博物館に再入館できます。
おすすめ度:★★★
所要時間:30分
入園料:無料
・広い公園にモニュメントがたくさんあります。
猫バーガー発見!!
・陶芸場の写真も撮れます
この公園の中にある、陶芸場 は雰囲気のあるに写真スポットとして大活躍するのではないかと思います非日常的な空間で撮る風景写真、またはポートフォリオ写真が撮れそうです。
さらにここは人が少ないので他人の目を気にすることなく、どんどん写真を撮ることができます。カップルで訪れている人たちも他人の目を気にせず、色々なポーズを決めて、写真を撮っていました。
そのため、ここはここはおすすめします。単に陶芸場というだけではなく、少しレトロチェックの雰囲気もあり、写真撮影好きの私としてはここは訪れてよかったなと思っています。
その他は、よくわからないモニュメントがたくさんありますが、これは芸術作品ということで、見てて面白いと言えば面白いです。
④鴬歌南興宮
ローカルなお寺です。鶯歌陶磁街へ向かう途中で見つけました。鶯歌陶磁街へ向かうには、上の地図で緑で線を引いた場所を歩けばいいのですが、食事をするために少し遠回りをして鶯歌陶磁街へ行きました。こちらからだと、橋を渡って鶯歌陶磁街に行くことになります。
なお、鶯歌陶磁街でも食事はできます。このローカルのお寺では、やはり地域の神様を信仰するためでしょうか?本当に小さな小さな神社ではありますが、現地の住人と思われる方がたくさん集まって、そこで会話や食事をしたりして過ごしているのを見ました。台湾の雰囲気を知ることができる良い場所だと思いました。 そんな事もあり、おすすめ度は★を一つつけています。
おすすめ度:★
所要時間:数分
⑤名前のわからない宮
建物の1階にある超ローカルなお寺です。鶯歌陶磁街から鶯歌陶磁博物館に向かう道の途中には、鴬歌南興宮よりもさらにローカルなお寺を見つけました。残念ながらこの神社は、Googleマップで探しても、正式名称が出てきませんでした。人が集まる広場もなく、同じローカル神社でも鴬歌南興宮と異なり、かなり寂れた感じがします。
おすすめ度:
所要時間:数分
【歴史】
鶯歌は台湾で最も歴史ある陶磁器の町の一つであり、その歴史は古くさかのぼります。以下に、鶯歌の歴史の主要なポイントをいくつか挙げてました。
陶磁器の起源: 鶯歌は日本統治時代の1934年に陶磁器の町として発展しましたが、実際にはそれ以前から陶磁器の生産が行われていました。清代(17世紀末)には既に陶磁器の製作が行われ、鶯歌の土地は陶磁器の生産に適していることが知られていました。
日本統治時代: 1895年から1945年までの日本統治時代において、鶯歌は日本の統治者によって近代的な陶磁器の町として整備されました。この時期には、技術の向上や生産の合理化が進み、鶯歌焼はますます発展しました。
1945年、日本統治が終了し、台湾が中華民国の統治下に入りました。この時期にも鶯歌の陶磁器産業は続き、伝統的な技術が受け継がれました。
観光地としての発展: 20世紀末から21世紀初頭にかけて、鶯歌は観光地としても注目を浴びるようになりました。陶磁器の町としての歴史や文化が観光客にとって魅力的であり、陶芸体験や陶磁器市場が訪れる人々を引き寄せています。
鶯歌陶磁博物館の設立: 鶯歌陶磁博物館は1989年に開館し、地元の陶芸文化や歴史を紹介しています。博物館は鶯歌の陶磁器の重要な拠点となっています。
鶯歌はその歴史的な背景から、今でも伝統的な陶磁器の生産地として知られ、観光地としても多くの人々に訪れられています。
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